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「丁寧な暮らし」って結局何なの? vol.5

美しい自然と伝統の町、飛騨古川の町探検

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この連載は... 縁もゆかりもない飛騨古川に移住をし、「白石さんちはやばい!」とメディアが殺到するほどに田舎暮らしを満喫する白石さん。カンボジアで暮らし、アリゾナで木こりをし・・・と数々の”偏”歴を重ねてきた白石さんが、飛騨古川で暮らす理由とは・・・?「丁寧な暮らし」と聞くとイラっとするあなたに読んでほしい、秘境夫婦を題材にしたエッセイ。

丁寧な暮らし

▶︎ vol.1 アリゾナの木こり、ノリで岐阜の秘境に移住
▶︎ vol.2 リノベの全てはYouTubeが解決する
▶︎ vol.3 家は”自分の世界を表現する”ためのカンバス
▶︎ vol.4 美しい自然と伝統の町、飛騨古川の町探検

 

神様が囲碁遊びをしていた渓谷

丁寧な暮らし

次の日は車で1時間ほどのところにある渓谷に。

丁寧な暮らし

急な斜面を下りて行くと・・・。

丁寧な暮らし

こんなに美しい渓流が!

「この辺りは昔、神様が囲碁遊びをしていたって言い伝えがあるんだ」と白石さん。観光客は滅多にこないらしいが、この日は休日だったため、地元の人で賑わっていた。澄んだ流れは今も神様が魔法を溶かしこんでいるんじゃないかってぐらいに碧々としている。近づけば近づくほど、水面はガラスの板みたいに透明で、川の底が透けて見える。

川遊びといえば定番の飛び込み。高さ5mほどの岩壁から飛び降りる人、多数。下は深いので安心して落ちられる。

丁寧な暮らし

 

絶品鮎料理の「川甚亭」

丁寧な暮らし

8月といえば鮎でしょ!ということで、白石さんが連れて行ってくれたのは近くの鮎料理専門店「川甚亭」
1800円の川甚定食は、この川で獲れた生きのいい鮎を贅沢にたっぷり使ったゴージャスなもの。野菜の付け合わせや地元の豆腐料理も滋味豊かな味わい。

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4日間徹夜で踊り狂う岐阜の奇祭、郡上おどり

夜は古川駅から電車とバスを乗り継いで、郡上八幡へ。名物の「郡上おどり」に参加するためだ。

「郡上おどり」は郡上八幡に400年続く奇祭。夜な夜な町の中心に人が集まり延々と踊り明かす、ジャパニーズ・レイブなのだ。7月中旬から9月上旬にかけて33夜にわたって踊られる。特にクライマックスである8月の13〜16日は最も参加者が多く、夜8時から朝の4時まで4日間連続で徹夜で踊り狂うというクレイジーな祭りである。

参加者は毎年人を超える。周辺の集落ごとに異なるバリエーションの踊りが踊られるため、4晩でコンプリートしようとする猛者もいるとか。

丁寧な暮らし

丁寧な暮らし

夜8時、始まる前からすでに街の中心には人が集まり始めている。十字路の中心に高い櫓が建てられ、朗々と、この地に伝わる郡上おどりの歌がスピーカーから流れ始めると、人々は輪になって続々と踊り始めた。

丁寧な暮らし

長い長い踊りの列は、櫓を挟んで十時路全体に広がり、いつしか巨大レイブ・パーティーと化している。

「一晩中踊り続けるなんて、途中で飽きるんじゃないの?」と思うなかれ。郡上八幡で踊られる踊りは10種類もあり、それぞれ、スローテンポ、アップテンポ、ややこしいのから子供でも踊れるシンプルなものまでバリエーション豊富。それがローテーションで一晩中続く。なぜか夜通し踊り続けていても飽きないのだ。

丁寧な暮らし

周囲には酒や飛騨牛、かき氷、鮎の屋台が立ちならび、お腹を満たすスポットは十分。中心地には小川も流れ、人が集まって疲れた足を冷やしていた。

丁寧な暮らし

郡上おどり用に作られた「郡上下駄」も、こんなに可愛いデザインで売られている。徹夜で踊り狂うため、すり減ってもいいように歯がかなり高く作られているのだ。

丁寧な暮らし

これで地面を蹴ると、カロンという軽やかな音が響き渡り、なんだかいっぱしの踊り手になったような気がしてついつい夢中になってしまう。

浴衣のレンタルショップもたくさんあるため、手ぶらで行っても大丈夫。

丁寧な暮らし

一晩中踊り狂った後は近隣の数ある温泉へ。中でも「郡上八幡ホテル」の温泉五、六は1000円で露天風呂つきの巨大浴場に入れ、仮眠も取れるスペースがあり大変お得。街を巡るシャトルバスまで出ている。郡上おどりは全国から人が集まる有名な祭りなので、宿は半年前から予約が入り大変取りづらい。宿無しでもこうしたスペースや無料休憩所を利用すれば徹夜で参加可能なのでぜひ検討されたし。

 

◆ 鮎定食 川甚亭
〒506-1133  岐阜県飛騨市神岡町数河972-1
Tel: 0578-82-6222
営業時間  11:00~16:00
定休
木曜日(夏季期間4月~10月のみ営業)
飛騨市公式観光サイト:
鮎定食 ~川甚亭~

関連ランキング:どじょう | 飛騨市その他

◆ 郡上おどり
http://www.gujohachiman.com/kanko/odori.html

今月の旅のMAP

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この記事を書いた人

小野 美由紀

小野 美由紀  

作家。1985年東京生まれ。著書に絵本『ひかりのりゅう』『傷口から人生。~メンヘラが就活して失敗したら生きるのが面白くなった』『人生に疲れたらスペイン巡礼 飲み・食べ・歩く800キロの旅』がある。趣味はサーフィンと琉球空手。

ありきたりじゃない旅Guide

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