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30年前のガイドブックで四国を旅する vol.5

タイムスリップ旅、愛媛編(前編)

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この連載は... 旅行に出るとき、誰もが片手に持つガイドブック。スマホが普及したこのご時世、昔のガイドブックを頼りに旅をするとどうなるだろうか? と思い立ち、旅をしたのは四国。あなたも30年前にタイムスリップしてみませんか?

30年前のガイドブックで四国を旅する

本屋に行けば多くのガイドブックが並んでいる。基本的には毎年新たな情報が載ったガイドブックが出版され、それを見れば最新の情報を知ることができるのだ。

では、古いガイドブックで旅に出ればタイムスリップのような旅ができるのではないだろうか。今まで高知、徳島と旅してきて、今回は愛媛である。坊ちゃんで有名な愛媛は33年前から変わっているのだろか。

▶︎高知、少しだけ徳島編(前編)
▶︎高知、少しだけ徳島編(後編)
▶︎タイムスリップ旅、徳島編(前編)
▶︎タイムスリップ旅、徳島編(後編)

 

鳴門から愛媛へ

33年前に出版されたガイドブックで旅をしようと、四国にやってきて、高知、徳島と回った。前日はガイドブックにあった夜の徳島駅で阿波踊りを見ようとしていたら、そんなものはやっていなかった。これが33年という月日の変化だ。

30年前のガイドブックで四国を旅する

本日は鳴門から始まります!

阿波踊りを見ることはできず、鳴門のホテルに泊まり、本日は愛媛に向かおうと思う。なぜ鳴門に泊まったかと言えば、鳴門の渦潮の遊覧船に乗ろうと思ったからだ。ただ鳴門から愛媛・松山は遠いとわかり、遊覧船に乗っている場合ではないと、松山に車を走らせた。

30年前のガイドブックで四国を旅する

ガイドブックは四国とひとくくりだけれど、広い

遊覧船に乗る時間がないのならば、わざわざ鳴門に泊まる必要はなかったな、と思う。ガイドブックは四国とまとめてあるけれど、とにかく広いと書いていて欲しかった。全然たどり着かないのだ。

30年前のガイドブックで四国を旅する

朝に鳴門を出て、昼前に松山に到着!

 

松山の変化

松山駅は高知駅や徳島駅に比べればひっそりとしていた。ガイドブックに当時の様子が分かる写真がないのが残念だ。ただ私の手元には昭和48年に出版された「路面電車」というガイドブックがあり、43年前の愛媛の路面電車の様子を知ることができる。

30年前のガイドブックで四国を旅する

昭和48年の路面電車

30年前のガイドブックで四国を旅する

現在の路面電車

変わっていない気がする。タイムスリップしたかのような景色が広がっている。後ろには松山城が見えている。当時の人もこの電車に揺られ道後温泉を目指したのではないだろうか。違う場所の路面電車も見てみよう。

30年前のガイドブックで四国を旅する

昭和48年の路面電車

30年前のガイドブックで四国を旅する

現在の路面電車

これも昔とあまり違いがないように見える。ただ43年という月日は確実に違いを生み出している。ガイドブックの写真をよく見ると後ろの方に「ペプシコーラ」の看板が見える。これが現在とは違うのだ。

30年前のガイドブックで四国を旅する

昭和48年はペプシコーラの看板

30年前のガイドブックで四国を旅する

現在はコカ・コーラの看板

看板がペプシコーラからコカ・コーラになっている。同じ「コーラ」というくくりの中で変化が生まれているのが面白い。当時はペプシの波が松山にはあって、現在ではコカ・コーラの波が来ているのかもしれない。ただ大きな景色は今も昔だいたい同じだ。

30年前のガイドブックで四国を旅する

道後温泉に来ました!

 

道後温泉の今と昔

今回メインに使っているガイドブックは昭和58年に出版された「エアリアガイド四国」である。もちろんそこには「道後温泉」が掲載されている。愛媛・松山と言えば道後温泉は外せない。

30年前のガイドブックで四国を旅する

道後温泉へと向かうアーケード街を歩く

ガイドブックを読むと毎日お風呂に入っているのか、肌ツヤのいい人が多い、とある。すれ違う人の肌をバンビを狙う虎のような視線で見続けたけれど、よくわからなかった。ただそこは道後温泉、肌ツヤはよくなると思われる。

30年前のガイドブックで四国を旅する

昭和58年の道後温泉

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現在の道後温泉

やっぱり変わっていないように感じる。むしろガイドブックがなぜ夜に写真を撮ったのかだけが気になる。ちなみに当時は神の湯の料金は150円で、現在は410円。値段は当時とは異なるようだ。ただ別に高い感じはしない。

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坊ちゃん団子

道後温泉に向かうアーケード街に「坊ちゃん団子」が売れれていた。ガイドブックにも載っている。坊ちゃんが入浴後によく食べていたそうだ。ちなみに私は温泉には入っていない。なぜなら四国が広くてここで温泉に入るとこの後にどこかに行く時間がなくなるからだ。

30年前のガイドブックで四国を旅する

ただ坊ちゃん団子は買いました!

坊ちゃん団子がでかくなっていた。本来の坊ちゃん団子は人差し指くらいなのだけれど、現在は「ジャンボ坊ちゃん団子」なるものも販売されている。でかいのだ。同窓会で数十年ぶりにあったあの子が太って大きくなっていた、とかあるけれど、まさにそういう気分だ。坊ちゃんが大きくなっていた。

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この差です!

 

松山で食事

大きな坊ちゃん団子は後で食べるとして、とりあえずはお店に入って昼食を食べようと思う。ガイドブックを見ていると3軒のお店が入ったビルがあるようだ。1軒だとなくなっている可能性があるけれど、3軒もあれば、どれか残っているのではないだろうか。

30年前のガイドブックで四国を旅する

地図が載っていました!

散々書いているけれど、鳴門からスタートしてしまったばかりに時間がないのだ。この3軒のどれかで食事をしなければ、本日の昼食はない。そのビルは全日空ホテルの裏側にあり、「ぱぶ・なもし茶屋」と「坊ちゃん列車」と「サンジェルマン」というお店が入っているようだ。

30年前のガイドブックで四国を旅する

全日空ホテルはありました!

「ぱぶ・なもし茶屋」は純日本調パブとガイドブックある。パブに純日本というカテゴリーがあるのを知らなかった。「坊ちゃん列車」はお店の中央に坊ちゃん列車があるらしい。面白そうだ。「サンジェルマン」には私は女の子、炎のロマンスなどの名がついたスイーツのオンパレードとのこと。どれも素晴らしいではないか。ぜひ食べたい。

30年前のガイドブックで四国を旅する

ないね

なかった。3軒ともなかった。私のこの3軒に炎のロマンスを感じていたけれど、なかった。コンビニとチェーン店のしゃぶしゃぶ屋と麻雀屋になっている。俺の純日本調パブは、俺の坊ちゃん列車は、俺の私は女の子はどこに行ったのだろう。確かなのは昼食がなくなったということだった。

30年前のガイドブックで四国を旅する

ないね!

ということで、昼食はなくなりました。後編では奥道後温泉や鹿がいる鹿島に行きたいと想います。昼食は無くなりましたが、夕食は確実に食べたいと思います! ただそこは33年前のガイドブックだから、、、

 

vol.6へ続く» タイムスリップ旅、愛媛編(後編)

今月の旅のMAP

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この記事を書いた人

地主 恵亮

地主 恵亮  

1985年福岡生まれ。基本的には運だけで生きているが取材日はだいたい雨になる。2014年より東京農業大学非常勤講師。著書に「妄想彼女」(鉄人社)、「インスタントリア充」(扶桑社)がある。

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