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日本!ロークオリティ旅 vol.1

瀬戸内海に浮かぶ『鬼ヶ島』

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この連載は... アート、カルチャー、テクノロジーその他もろもろ。世界に誇るハイクオリティなモノが沢山ある日本。でも、世界に誇れるロークオリティなモノだってあるはず!そこで、「愛すべきロークオリティな名所」を探しに、「無駄な発明品を作る」発明家の藤原麻里菜が旅にでました。

megijima

発明家の藤原麻里菜です。代表作は、『歩く度におっぱいが大きくなる装置』(浮き輪を膨らますポンプに風船をつけただけ)です。誰にも求められず、クオリティの低い発明品ばかり作っています。

日本に来た外国人にインタビューをするテレビ番組で「日本の文化はクオリティが高いし、テクノロジーもすごい」と答えている人がいました。テクノロジー、アート、カルチャー、その他もろもろ。日本人は、ハイクオリティを求めがちかもしれません。でも、街のパン屋に並んでいる版権を完全無視したキャラクターパンや、阿部寛のホームページなど。ロークオリティだけれど、愛おしいものが沢山あります。

そこで、日本にまだまだ潜む『ロークオリティ』な名所を探しに、旅に出ました。

女木島1

まず向かったのは香川県、瀬戸内海に浮かぶ『女木島』。

ここは、『鬼ヶ島』とも呼ばれていて、鬼ヶ島伝説のある島なんです。山のテッペンには、『鬼ヶ島洞窟』があり、昔々、そこで鬼達がたむろしていたらしいです。現代でいうところの、ファミマ前にビッグスクーターを止めるヤンキーです。怖い。

瀬戸内海の島々は、『瀬戸内国際芸術祭』が開かれており、文化的な観光地になっています。その中で、なぜ、女木島を選んだかと言うと、ホームページがめちゃくちゃロークオリティだったからです。

onigashima

高松築港から、『めおん2』という自主制作ホラー映画のような名前のフェリーに乗り、女木島を目指します。

女木島2

海の風を感じつつ船酔いをしていると、20分ほどで島が見えてきました。

女木島3

港から出ている洞窟行きのバスに乗り込むと、すでに観光客のかたがちらほらと見えます。発車の定刻になると、タンクトップ姿のおじいちゃんが、首に巻いたタオルで顔を拭きながら「みんな揃ったかねー?」と私に向かって放ちました。思わず「はい」と答えてしまったけれど、揃ったかどうか分からなかった。

女木島4

エンジンがかかり、バスが走り出します。心配になるほど狭い山道を何のためらいもなくグングン走っていきます。バリバリバリと生い茂る草をなぎ倒しながら走り抜け、5分ほどで洞窟の近くまで来ました。

▲おっぱいのあるカワイイ鬼たちに迎えられました。

女木島6

入り口には、大きな鬼の像がありました。右側の鬼は、手塚治虫作品に出てきそう。もっとテキトーな感じかと思ったけれど、ちゃんとしている!

女木島7

入場券を購入したら、おじいちゃんが洞窟ツアーをしてくれます。洞窟の中にも鬼の像が沢山あるのですが、それは完全にスルーして、この洞窟の成り立ちや成分などについて解説してくれました。おじいちゃんが説明している間ずっと「そのTシャツ、どこで買えるんだろう」ということしか考えていなかったです。

女木島8

こんなにも鬼の像があるのに、何一つ鬼に触れないおじいちゃん。たまらず、「鬼がいたんですよね?」と聞くと、「ははっ」と言い、続く言葉はありませんでした。

いきなり、桃太郎に捕まった鬼たち。

▲いきなり、桃太郎に捕まった鬼たち。

洞窟の出口で、柵の中から手を振って送ってくれる鬼たち。感情大丈夫かよ。

▲洞窟の出口で、柵の中から手を振って送ってくれる鬼たち。感情大丈夫かよ。

写真を嫌がってる女子みたいになった。

▲写真を嫌がってる女子みたいになった。

女木島12

洞窟の案内は、10分ほどで終わりました。鬼の絵柄が安定していないので、鬼に対する善悪の気持ちの整理がつきません。

女木島13

山を降り、島を探索してみると、めちゃくちゃハイクオリティなモアイ像がありました。クオリティ高すぎる! と思っていたら、どうやらハワイと所縁があり寄贈されたもののようです。

「鬼とモアイ、いっぺんに見たい!」と思っている人には、もってこいです。

女木島14

そして、モアイよりもクオリティの高い石像もあります。これは確実に、暗号を解くと石像が動いて島に眠る財宝が出てくるやつだ。

 

愛すべき日本のロークオリティ。まだまだ沢山ありそうです。

次回は、香川県を出て、尾道まで探しに行きます。

 

vol.2へ続く» 7/19公開予定

 

◆鬼ヶ島観光協会
香川県高松市女木町
TEL:087-840-9055
FAX:087-840-9056
http://www.onigasima.jp/

今月の旅のMAP

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この記事を書いた人

藤原 麻里菜

藤原 麻里菜  

1993年7月20日生まれ。横浜市戸塚区出身、都内在住。
2013年から、YouTubeチャンネル『無駄づくり』を開始し、無駄なものを作り続ける。現在、チャンネル登録者数は2万5千人を超え、総再生回数は670万回以上になり、テレビを始めとする様々なメディアに取り上げられている。

ありきたりじゃない旅Guide

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