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マニアな世界に体当たり in 北海道 vol.1

怖がり男子だけど、勇気を振り絞って怪談バーに行ってきた。

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この連載は... 北海道で生まれ育った生粋の「道産子」であるライター・テツヤマモトが、知られざる北海道のマニアックな世界に突入していきます。え?北海道ってこんなところだったの?という驚きと、こいつバカだな~という笑いをお届け。マニアックな世界を巡る中で、自分を磨いていこうと挑戦し続ける物語です。

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ライターのテツヤマモトです。

僕は現在、北の大地”北海道”に住んでおります。皆さんは北海道と聞いて、何を思い浮かべるでしょうか?広大な牧草地、真っ白な雪景色、おいしそうな海鮮料理…。このあたりが一般的なのではないかと思います。

しかし、生まれも育ちも北海道、生粋の「道産子」である僕に言わせれば、北海道の底力はそんなものじゃありません。ここには、まだまだマニアックな魅力が隠されているのです。

今回も体を張って、北海道のマニアな世界に飛び込んでいきます!

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第1弾でお訪ねるのは、夜の街「すすきの」にある怪談バー”スリラーナイト”というお店です。聞くところによると、通常のバーのようにお酒を飲みながら、プロ怪談師の怖い話を聴くことができるんだとか…。

とても香ばしいマニア臭がしますね。

それでは、さっそく入って見ましょう。

 

怪談バー「スリラーナイト」に突入!

…と、その前に大事なことをお伝えするのを忘れておりました。23歳、A型、かに座、Perfumeのあーちゃんが大好きという、健康的男子な僕ですが…

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怖いもの全般が苦手です。

勇気を振り絞って、このお店を訪ねることにしたのですが、いざお店の前に来てみるとやっぱり怖いなぁ…。でも入らなければいけない…。

 

実は今回怪談バーを訪ねたのは「怖がりを克服したい」という思いがあります。

それは数年前の事。お化け屋敷で女の子とデートした僕は、思いのほかビビってしまい、ものすごく冷めた雰囲気にしてしまったことがあるのです。この体験はトラウマとして僕の心に刻み込まれています。

このままじゃいけない!女の子がキャーって怖がっているときに、さりげなく腕を掴ませてあげられるような懐の大きい男になりたい!

ということで、気合を入れ直して、中に入ります!!僕は男になります!!

うおおおおお!!!

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………。

 

 

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やっぱり帰りたい。

壁からなんか顏が浮き出てるし、不気味な人形とかガイコツとかいるし…。こっち見てる気がするし…。なんか動き出しそうだし…。

あ、なんか寒気してきた。これはきっと帰らないとマズいことがあるという予兆なんじゃないかな!帰るべきなんじゃないかな!そうに違いない!

 

お酒を飲みながら、店内を観察します

なんだかんだ店員さんに(慰められて)案内されて、店に入ります。

席に案内されると飲み放題がスタート。怪談ありの飲み放題90分コースです。お酒の種類はビール、焼酎、カクテル、ソフトドリンクもあります。どれもスッキリして美味しいです。こうなったらお酒の力を借りて、恐怖感を和らげていこうっと。

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店内はとっても薄暗くて、何か出てきそうな雰囲気。それなのにポップな音楽が流れているので、そのギャップが不気味さを引き立てます。

ふと頭上や辺りを見渡すと、おかしなものがたくさん目に入ります。例えば僕の頭上。ミイラが吊るされておりました。なんかいきなり話しかけてきたり、動き出したりとかしそうなので、チラっと見て、それ以降は見ないようにしました。

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開店直後に店に入ったので、僕以外のお客さんは少なかったのですが、ひとりだけ先に来ていた女の子がいました。

せっかくだから仲良くなりたいな~と思いまして、「いつも遊びに来てるの?」と話しかけたのですが、恥ずかしがっているようで返事をくれません。

ん~やっぱりこういう所に1人でくるってことは人見知りなのかな?

って思っていたんですけど、よーくみたら…

不気味な人形でした。

酔いが一瞬にして醒めました。

店に入ってキョロキョロしているだけで、全く飽きることなく過ごせます。こわっ、こわっ、こわっ!!とつぶやき続けていたら、どんどん時が経っていきます。

 

そして、恐怖の時間が始まるのです。

 

恐怖の怪談タイムがスタート

そうこうしていると、突然店内の照明が落とされました。

後から来た若い女性客の方が「きゃっ!」と叫ぶと、僕も負けじと「きゃっ!」と声が漏らします。自分でもこんな声でるんだ…とびっくりします。

ここからは怪談が進められていきます。

スリラーナイトでは数人の怪談師の方が入れ替わりで怪談タイムを担当しているらしく、僕が訪ねた日は怪談師の匠平さんがお話をしてくれました。真っ暗闇となった店内で、ライトに照らされながら話を進めていく匠平さん。その姿だけでも、なんだかぞわぞわします。

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怪談は幽霊マンションに住んでいた匠平さんの友人の話。幽霊物件に面白半分で住んでしまった方だそうです。

住み始めてから、突然テレビが付くだとか、誰もいないシャワーが流れているだとか…。数々の怪奇現象を体験して「こんなものか」と慣れてしまっていたご友人。

しかしある日、マンションのエレベーターが故障して中に閉じ込められてしまったんだそうです。

誰にも連絡が取れず困り果てていると、ふと自分の隣に女性が立っていることに気づいたんですね。自分1人が閉じ込められていたはずなのに…です。

すると突然、エレベーターが動き出して…!!

屋上に辿り着いてしまって……!!

怖くて逃げようとしたら、行き止まりになって……!!

後ろに気配を感じて振り向いたら、女性が立っていて

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うわあああ~~もうやめてえええ~~!!!

怪談は本当にゾッとしました。おしゃべりをするように淡々と話していくのですが、突然声をトーンを変えたり、大きな声を出したり…。これがプロの怪談師の怖い話ってやつか…と心臓バクバクさせておりました。

しかも、怪談と連動して、自分の座っているイスとか頭上のミイラがいきなり動き出すんですよね。これは完全に予想外。「わあっ!」って何度も叫んじゃいました。

 

早く終わってええと手汗びっしょりにしていたら、なんとか怪談が終了。怪談タイムは15分ほどでしたが、怖すぎて少し長く感じたような気がします。

終わった後も、鳥肌は立ちっ放しだしそわそわと落ち着きません。

僕はひとまずトイレに駆け込むことにしました。

そのトイレがこれまた…

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どわあああああああ!!!

こんなトイレ、少しも落ち着けないでしょうが!!1人で行けないタイプのトイレじゃないか!!正面は鏡張りになってるし…これは怪談と同じくらい怖いよおおお。

しかもこのトイレには隠された仕掛けがあるんですよね。恐怖に耐えながらトイレを済ませていると、

突然女性の笑い声が聞こえてくるんですよ。

あぁもう思い出すだけで怖い…。あとで店員さんに「あのトイレの仕掛けは怖すぎです」って話したら、「え…そんな仕掛けはないですけど……」って言われました。え、ちょっと、そういうのやめてー。店員さんやめてー。

 

こうしてめちゃくちゃ怖い体験をしながら、僕はなんとか店を出たのでした。

 

店を出た後も尾を引く、怪談バーの恐怖

店を出たあと、ふと怪談の最後に匠平さんが話してくれたことを思い出しました。

「この話は友達のマンションのエレベーターに限ったものではありません。もしエレベーターに乗ったとき、背後に気配を感じても振り向かない方がいいですよと。

んー確かになー。どこで怖い経験するからわからいからなぁ。あー怖い。もうそんなことわざわざ言わないでくれたら良かったのに…。

…ってあれ?ちょっと待てよ…。

スリラーナイトってビルの5階にあるから、帰るときエレベーター使わないと帰れないなぁ…。いやでも乗るしかないもんなぁ…。

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うわー背後にやたら気配を感じるううう。

早く1階つけ…。早く1階つけ…。

 

自分の住んでいる町、一度は通ったことのある道。そんな日常の風景に、何げなく潜んでいるマニアな世界。いつも目につくし、少し気になるけど、中に入るのはちょっぴりためらっちゃうなぁ…。あなたもそんな場所が1つや2つあるのではないでしょうか?

今こそ、勇気を振り絞って、マニアな世界に体当たりしていきましょう!

僕の怖がり克服への道はまだまだ続きそうです…

 

取材先:怪談BAR スリラーナイト

今月の旅のMAP

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この記事を書いた人

テツヤマモト

テツヤマモト  

23歳、フリーライター。北海道稚内市出身。小学生5年生からブログを書き始め、大学3年生の時にライターとして学生起業。50件以上の個人メディアでのPRの執筆、10件以上の記事をWEBメディアに寄稿。大学卒業後、出版社に就職。雑誌やムック本の企画、取材、執筆、編集作業に携わる。その後、半年間の勤務を経て、フリーライターとして独立。現在、個人メディア「面白ハンター」を運営しながら、札幌市を中心にローカル地域を放浪中。おもしろ記事やローカル情報記事を中心に、積極的にライター活動を行う。

ありきたりじゃない旅Guide

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