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北と都会のデュアルライフ vol.4

仕事も家も投げ捨て新しい旅路に立った第二の故郷【北海道・洞爺湖町】

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この連載は... 新卒で入った会社を2年で退職してブロガーとし​て独立したあんちゃが、場所にとらわれない働き方をしながら東京と地元・北海道でのデュアルライフ(二拠点生活)を送る様子を発信。思い入れのある場所とともに、その時の葛藤や決断を記していきます。

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小さな島が真ん中に浮かぶ湖、洞爺湖。

その洞爺湖を中心にして、人と自然が共存する、洞爺湖町。

 

ここは、わたしの「第二の実家」がある場所だ。

 

再出発の地・洞爺湖町

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3年前、わたしが北海道の大学を卒業し、東京での就職が決まった頃、わたしと家族は札幌に住んでいた。

妹も、その年の春から札幌市内の専門学校に進学し、一人暮らしを始める。

 

そこで残った両親は、札幌から車で3時間の洞爺湖町に移住するという決断をした。

特に思い入れがあったわけではなく、湖畔の近くにある静かな場所で、ゆっくりと暮らすことを決めた。

 

そしてわたしが就職を控え東京へ旅立った後、両親は洞爺湖へ移住した。

 

だからわたしは、洞爺湖の家を「第二の実家」と呼んでいる。

 

 

両親が新たな生活を送る再出発を決めた場所。

そしてわたしが上京から2年後、東京での仕事も家も捨て再出発を決めた場所でもある。

 

 

 

***

 

 

 

上京して働き始めてから2年間、ほとんど実家に帰らなかった。

単純に忙しかったのもあるけど、まだ馴染みのない「第二の実家」に戻るのがなんとなくむずがゆい感じもした。

 

 

 

そしてわたしは就職してから丸2年で、会社をやめた。

生まれて初めて自分の意志でやりたいことができたからだ。

 

2016年の春、最後の出社を終え、そのあと洞爺湖の実家へ一度帰った。

ずっと帰っていなかったのと、仕事を辞めたのと同時に当時住んでいた家も解約し、いらないものは全部捨て、あらゆる環境を一新しようとした。

 

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会社をやめ、独立するというタイミングで不安にのまれそうな日が多かった。

 

東京で刺激あふれる同年代と出会うのがこわくなる日もあった。

だからもう一度、この場所で自分と向き合い、再出発を図った。

 

 

どんな場所にいても”余裕ある幸福”をもつ

それからわたしは定期的に、洞爺湖へ帰っている。

仲間と一緒に帰ったこともあれば、思いつめたときにふらっと帰ったこともある。

 

実家のまわりは見晴らしがよく、市営バスも1日に3〜4本しか行き来していない。

よく晴れた夏の日は緑と青空の色が鮮明にうつり、外を歩くだけで心地よい気分になる。

 

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母が行き慣れたお店におじゃましてご飯を食べたり

おだやかな湖畔の周辺をさんぽしたり

 

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家から徒歩30分のコンビニまでわざわざ歩きながら幻想的な夕焼けを眺めたりしていた。

 

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この場所に、生き急ぐ人はだれもいない。

 

東京で働いていたとき、わたしは確かに生き急いでいた。

優秀な同期や先輩に囲まれ、ひとりだけ田舎から飛び出してきた劣等感に襲われ、必死で仕事をこなしても追いつけず惨めさを感じる日々。

家と会社の往復しかせず、限られた自分の時間さえだらだらと過ごし目的もなく過ごす休日。

 

自分の頭で考えず、大事なものを見失い、目の前にあるタスクだけをこなす日々。

そこに自分の意志はなく、「やらなきゃいけないもの」としてひたすら手を動かした。

 

 

 

***

 

 

 

そこから死に物狂いで自分の殻を破り、仕事も家も捨て、この場所に戻ってきた。

 

この町の人は、心底この町が好きで、日々幸せを感じながら過ごし

自然のありがたみを享受しながら生きていることがすぐにわかった。

 

もちろん都会でバリバリ働く経験だって絶対に必要だと思う。

でも心の中には、この町の人たちのような”余裕ある幸福”を忘れてはいけない。

 

 

この町と人から、そんな大切なことを教わったような気がした。

 

 

何度でも”第二の故郷”を思い、再出発しよう

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わたしは乗客のいないバスに乗りながら今後の人生を考えた。

 

会社をやめ、独立したいま、これからどんな人生を送るのだろう。

この先どんな希望と絶望が待っているのだろう。

 

いつも先のことを考えたときに先に思い浮かぶのは、「不安」だ。

 

食っていけなくなったらどうしよう。

失敗して立ち直れなかったらどうしよう。

生きる希望を見失ったらどうしよう。

 

でもきっと、どんなステージにいても不安はなくならないのだ。

どんなに成功している人も、幸せそうな人も、楽しんでいる人も、裏ではきっとみんな不安だ。

だれも見たことのない未来に不安を感じない人なんていないだろう。

 

だからわたしはこの「不安」と向き合うことにした。

 

この先もきっと不安はなくならない。

いつかこの不安に自分がおしつぶされそうになったら、またこの場所に戻ってこよう。

 

緑と湖と青空に触れ、幸福な人たちと出会い、また「不安」と仲直りしよう。

わたしは、何度でも再出発できる。

 

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この記事を書いた人

あんちゃ

あんちゃ  

プロブロガーとして活動中。ブログ開設から4ヶ月で37万PV,収益19万円を達成。
現在はブログをメインに、Webメディアの立ち上げやブログ・メディアのコンサルティング、外部媒体での執筆も行っている。

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